火曜日のおべんとう、がんばるぞ。会社に持っていきたい「ちょっと丁寧な一箱」の作り方

Uncategorized

ALT

目が覚めたとき、カーテンの隙間から差し込む朝の光がいつもより少し白かった。梅雨の合間の、湿り気を帯びた火曜日の朝。時計は6時17分を指していた。

冷蔵庫を開けると、昨夜の残りの鶏もも肉が一枚と、ブロッコリーの小房がいくつか、それから卵が三個。「これで何とかなる」と心のなかでつぶやいて、エプロンをつけた。がんばるぞ、今日も。

会社に持っていくおべんとうを作るようになったのは、去年の秋からだ。きっかけは些細なことで、コンビニのレジで財布を開いたとき、千円札が一枚しか入っていなかった。それだけのことなのに、なんだかひどく疲れた気持ちになって、翌朝から台所に立つことにした。最初の一週間は毎日ご飯を焦がした。今はもう、焦がさない。たぶん。

鶏もも肉を一口大に切り、醤油・みりん・酒を同量ずつ合わせたたれに10分ほど漬け込む。その間に、ブロッコリーを塩茹でして、卵焼きの準備をする。卵二個を溶いて、だし少量と薄口醤油、砂糖ひとつまみ。フライパンに薄く油をひいて、じっくり巻いていく。巻くたびにふわりと立ちのぼる甘い湯気が、朝の台所に漂う。この香りが好きだ。子どもの頃、母が毎朝作ってくれた卵焼きも、こんなふうに甘い匂いがしていた。

鶏肉は漬けたたれごとフライパンで焼く。皮目からじっくり火を入れると、パチパチと小気味よい音がして、醤油の焦げる香ばしさが広がる。仕上げにたれをからめて照りを出す。これだけで、もうお弁当の主役が完成だ。

詰めるときは、「HAKO-RI(ハコリ)」というブランドの木目調のランチボックスを使っている。蓋を開けるたびに木の温もりが手のひらに伝わってくる、少し値の張った一品だけれど、これがあるだけで昼休みが少しだけ豊かになる気がして、思い切って買った。ご飯を詰めて、照り焼きチキンを置いて、卵焼きとブロッコリーを隙間に並べる。色のバランスを見ながら、最後にミニトマトをひとつ転がす。赤が入ると、ぐっと締まる。

ちなみに今朝、卵焼きを巻いている最中にスマホが鳴って、思わずフライ返しを落とした。床に当たる乾いた音。拾い上げて確認したら、スマホの通知ではなく電子レンジの終了音だった。誰もいない台所で、一人でちょっと笑ってしまった。

火曜日は、週のちょうど真ん中よりも少し手前にある。月曜日の疲れが残りつつ、まだ週末は遠い。そんな日だからこそ、自分で作ったおべんとうが支えになる。会社の昼休み、窓際の席でそっと蓋を開けると、朝の台所の記憶がふわりと戻ってくる。あの卵焼きの甘い湯気、鶏肉の香ばしさ、ブロッコリーの鮮やかな緑。五感で感じるその小さな豊かさが、午後へと背中を押してくれる。

**【簡単!火曜日の照り焼きチキン弁当 作り方まとめ】**

**材料(1人分)**
– 鶏もも肉 1枚(約150g)
– 醤油・みりん・酒 各大さじ1
– 卵 2個、砂糖少々、薄口醤油少々
– ブロッコリー 3〜4房、ミニトマト 1個

**手順**
1. 鶏もも肉を一口大に切り、醤油・みりん・酒に10分漬ける。
2. ブロッコリーを塩茹でし、水気を切る。
3. 卵を溶いてだし・砂糖・薄口醤油を加え、フライパンで卵焼きを作る。
4. 鶏肉をたれごとフライパンで焼き、皮目に焼き色をつけてたれをからめる。
5. ご飯→鶏肉→卵焼き→ブロッコリー→ミニトマトの順に詰めて完成。

調理時間の目安は約20分。前夜に鶏肉を漬け込んでおけば、朝は焼くだけで済む。忙しい火曜日の朝でも、がんばれる一箱になるはずだ。
#今日のお弁当
#お弁当記録
#毎日弁当
#お弁当作り楽しもう
#節約弁当
#ヘルシー弁当
#働く人のお弁当
#お弁当アイデア
#簡単弁当レシピ
#一週間お弁当メニュー
#日刊ブログメーカー

コメント

タイトルとURLをコピーしました