土曜日の朝に作りたい!友人と楽しむ野外おべんとう、春の彩りレシピ

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目が覚めたとき、カーテンの隙間から差し込む光がいつもより白くて、ああ、今日は晴れだと体より先に部屋が知っていた。4月の土曜日の朝というのは、なんとなく特別だ。平日の慌ただしさもなく、日曜日の「もう明日から仕事か」という重さもない。ただ、やわらかく時間が広がっている。

そんな朝に、友人からメッセージが届いた。「今日、緑ヶ丘公園に行かない?」。緑ヶ丘公園は、駅から歩いて十五分ほどの場所にある小さな公園で、春になると芝生の上に家族連れやカップルが思い思いにシートを広げる場所だ。返事を打ちながら、すでに頭の中でおべんとうの中身を考えていた。

冷蔵庫を開けると、昨夜の残りの鶏もも肉と、少しくたびれかけたブロッコリー、それから卵が三つ。ここから何を作るか、という問いが朝の台所に静かに立ち上がる。子どものころ、母が運動会の前日の夜にキッチンで黙々とおかずを詰めていた姿を思い出す。あのころは「なんで夜中に作るの」と不思議だったけれど、今になってわかる。前日の夜に仕込んでおくことで、朝の自分が少しだけ楽になるのだと。

今回提案したいのは、野外でも食べやすい「春のワンハンドおべんとう」だ。ポイントはシンプルで、手が汚れにくく、冷めても美味しいおかずを中心に組み立てること。

まず、鶏もも肉は一口大に切り、醤油・みりん・はちみつを1:1:0.5の割合で合わせたタレに15分漬け込む。フライパンで皮目からじっくり焼き、照り焼きチキンに仕上げる。これが今回の主役。冷めると脂がなじんで、むしろ味がしっかりする。次に、ブロッコリーは小房に分けて塩茹で。粗熱が取れたら、マヨネーズとマスタードを少量混ぜたソースで和えておく。卵は薄焼きにして、ハムと一緒にくるくると巻いたロール卵焼き。断面が花のように見えて、開けたときに「わあ」と言ってもらえる一品だ。ご飯は梅と大葉を混ぜ込んだ俵おにぎりにして、ラップで包んでおく。

ここで少し正直に言うと、今朝は卵焼きを巻くときに力を入れすぎて、見事に真ん中で割れた。「ロール」というより「ひび入り遺跡」みたいな見た目になったが、味は変わらないのでそのままお弁当箱に収めた。誰も気づかないはず、たぶん。

お弁当箱は、最近買った「HACO BENTO(ハコベント)」というブランドの薄型ウッドカラーのものを使った。ワックスペーパーを敷くと、それだけでカフェ風の雰囲気が出る。野外で開けたとき、見た目が華やかだと気分が上がるのは本当だと思う。

公園に着いたのは午前11時ごろ。芝生の上に腰を下ろすと、風が頬をなでて、どこかから金木犀に似た甘い香りが漂ってきた。春の公園の空気というのは、音まで柔らかい気がする。遠くで子どもが笑う声、鳥のさえずり、シートがはためく乾いた音。友人がお弁当箱の蓋を開けながら、「かわいい」とひとこと言った。その仕草、蓋を両手でそっと持ち上げる感じが、なんだかとても丁寧で、作ってきてよかったと思った瞬間だった。

友人と遊ぶ土曜日の野外ランチに、手作りのおべんとうがあるだけで、時間の流れ方が変わる。難しいレシピでなくていい。冷蔵庫にあるもので、少しだけ丁寧に作る。それだけで、ただの昼ごはんが、ちゃんと「思い出」になっていく。今日みたいな土曜日が、また来てほしいと思いながら、最後の俵おにぎりを頬張った。
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