
水曜日の朝、冷蔵庫を開けて固まる。
会社に持っていくお弁当を作らなきゃいけないのに、頭の中は真っ白。月曜日はまだ気合いが入ってた。火曜日も惰性で乗り切れた。でも水曜日って、週の折り返しとか言われてるけど、実際には「まだ半分も残ってるのか」って絶望する日なんだよね。そんな朝に彩り豊かな栄養バランス完璧弁当なんて作れるわけがない。
だから私が提案したいのは「卵とウインナーだけ弁当」。
これ、馬鹿にしてるように聞こえるかもしれないけど、本気で言ってる。卵3個とウインナー4本だけ。ご飯の上に半熟スクランブルエッグを敷いて、その横にウインナーを並べる。以上。調理時間7分。包丁すら使わない。朝7時の台所で、フライパンひとつだけ洗えばいいっていう事実が、どれだけ心を軽くしてくれるか。
作り方なんて説明するまでもないけど一応書くと、フライパンにバターを落として中火で溶かす。このときのバターが焦げる手前の、あの甘い匂いが好きでさ。卵3個を溶いて塩コショウだけして流し込んで、菜箸でぐるぐる混ぜる。半熟の手前で火を止めて余熱で仕上げるのがコツ。同じフライパンでウインナーも焼く。ウインナーは切り込み入れなくていい。そのまま転がしながら焼き目をつけるだけ。
去年の夏、先輩の田中さんが「水曜日は週の真ん中だから気合い入れていこう!」とか言って、やたら豪華な三段重ね弁当を持ってきたことがあった。
唐揚げ、卵焼き、きんぴら、ブロッコリー、プチトマト、枝豆、ちくわの磯辺揚げ。すごいなって思ったけど、その日の午後、田中さんは会議中にめちゃくちゃ眠そうにしてて。あとで聞いたら朝5時起きだったらしい。そりゃ眠いよ。水曜日に朝5時起きとか、人生を何だと思ってるんだ。
ちなみに卵とウインナーだけ弁当、見た目は確かに地味。でもね、これが意外と会社で受けがいい。「シンプルでいいね」って言われる。本当は手抜きなんだけど、「あえてシンプルにしてる感」が出るのかもしれない。あと、昼休みに食べるとき、変に罪悪感がないのもいい。揚げ物ギトギトの弁当を食べた後の、あの「午後絶対眠いやつ」っていう予感がない。
もうちょっとだけ余裕があるなら、ご飯に「味の素クックドゥ」の麻婆豆腐の素を小さじ1杯だけ混ぜ込むといい。中華風味付きご飯になって、卵との相性が最高になる。あとは冷凍のブロッコリーを1個だけレンジで温めて隅っこに置く。これで緑が入るから、栄養面での言い訳ができる。ブロッコリー1個に何を期待してるんだって話だけど、気持ちの問題。
水曜日の会社って独特の空気があるよね。月曜日の緊張感も消えて、金曜日のウキウキ感もまだ来ない。ただただ淡々と時間が過ぎていく感じ。12時になって弁当箱を開けるとき、そこに詰まってるのが手の込んだ料理じゃなくて、卵とウインナーだけっていうのが、なんか水曜日っぽくていいと思うんだよね。頑張りすぎない感じ。
ウインナーは「シャウエッセン」が好き。パリッとした皮の食感が、眠気と戦う午後の自分を少しだけ励ましてくれる気がする。卵は特売の普通のやつでいい。高級卵使ったからって、水曜日の憂鬱が消えるわけじゃないし。
この弁当の最大のメリットは、失敗しないこと。卵焼きみたいに「今日は上手く巻けなかった」とか、煮物みたいに「味が濃すぎた」とか、そういう小さな敗北感がない。スクランブルエッグは形が崩れてても問題ないし、ウインナーは焼きすぎても案外美味しい。水曜日の朝に必要なのは、確実性だと思う。
弁当箱も小さめのやつでいい。むしろ小さい方がいい。大きい弁当箱にスカスカに卵とウインナー入れると悲しくなるけど、小さい弁当箱にぎっしり詰めれば「ちょうどいい量」に見える。視覚効果って大事。
週の真ん中を乗り切るために必要なのは、栄養バランスでも彩りでもなくて、「朝の自分を追い詰めない」っていう優しさなんじゃないかな。木曜日になったら、また少し頑張ればいい。金曜日はもうちょっと頑張れる。でも水曜日は、卵とウインナーだけでいい。
そんな感じで、今日も私は7分で作った弁当を鞄に詰めて、家を出る。
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