日曜日の野外おべんとう。家族と過ごす、小さくて大切な時間

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五月の日曜日の朝は、どこか空気がちがう。

カーテンの隙間からやわらかい光が差し込んで、まだ少し眠そうな子どもたちがリビングに集まってくる。その光の色が、ちょうど薄い蜂蜜みたいで、ああ今日はいい天気だと思った。こういう朝は、どこかへ出かけたくなる。いや、もう決めていた。野外でおべんとうを食べよう、と。

前の晩から少しだけ仕込んでおいたおかずがある。鶏もも肉の唐揚げ用に、しょうゆとにんにくと生姜で下味をつけておいた。朝起きてフライパンに油を入れ、火にかける。じゅわっという音と一緒に、香ばしい匂いが台所に広がる。その匂いを嗅いで、上の子がすっ飛んできた。「今日どこ行くの」と聞きながら、目はもうきらきらしている。

おべんとうを作るとき、いつも思い出すのは子どもの頃の遠足だ。母が前日から卵焼きを焼いて、タコさんウインナーを丁寧に切っていた。あの頃はそれが当たり前すぎて、ありがたいとも思っていなかった。今になって、ようやくわかる。朝の五時から台所に立っていた母の背中の意味が。

今日のおべんとうのメニューはこうだ。唐揚げ、卵焼き、塩むすび、ブロッコリーのごま和え、それからミニトマト。シンプルだけれど、これで十分。むしろこのくらいがちょうどいい。

**簡単な作り方**

①唐揚げ:鶏もも肉を一口大に切り、しょうゆ大さじ2・みりん大さじ1・おろしにんにく少々・おろし生姜少々で一晩漬ける。片栗粉をまぶして中温の油で揚げるだけ。

②卵焼き:卵3個に砂糖小さじ1・しょうゆ小さじ1/2・みりん少々を混ぜ、フライパンで3回に分けて巻く。甘めが好きな子どもには砂糖を少し増やしてもいい。

③塩むすび:温かいご飯を手に少量の塩をつけて握る。具は梅干しか鮭がおすすめ。

④ブロッコリーのごま和え:ブロッコリーを茹でて水気を切り、すりごま大さじ1・しょうゆ小さじ1・砂糖少々で和える。

おべんとう箱は、去年買った「ハコニワ」というブランドの木目調の二段重ねのもの。ふたを開けると、色とりどりのおかずがきれいに並んでいて、それだけで気分が上がる。ちなみに詰める作業を下の子に手伝わせたら、ミニトマトをブロッコリーの上に積み上げてタワーを作り始めたので、そっと止めた。本人はいたって真剣な顔だったので、笑いをこらえるのが大変だった。

公園に着いたのは十時すぎ。レジャーシートを広げると、ふわっと草の匂いがした。木陰を選んだせいか、風が少し冷たくて心地よい。遠くで子どもたちが笑い声を上げながら走り回っている。夫がペットボトルのお茶を手渡してくれた。その仕草がなんでもないのに、なぜかじんわりした。

家族で野外でおべんとうを食べるのは、年に何回もあることじゃない。日曜日が晴れていて、みんなが元気で、誰かが「行こう」と言えた日にしか起きない、ちょっと特別なことだ。唐揚げを頬張る子どもの横顔を見ながら、この時間をちゃんと覚えておこうと思った。光の角度も、風の温度も、草のにおいも、全部ひっくるめて。

おべんとうは冷めていても、おいしかった。
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