
水曜日の朝、目覚ましを止めた瞬間に「ああ、今日は水曜か」って思う。
週の真ん中って妙な感じがする。月曜と火曜で使い果たしたエネルギーはもう残ってないし、かといって金曜日のゴールはまだ遠い。会社に着いてデスクに座ると、なんとなく視界がぼんやりしてる気がするのは私だけだろうか。そんな水曜日の朝に、冷蔵庫を開けて「さあ、お弁当作るぞ」なんて気合いが入るはずもなく。
だから私が水曜日に持っていくお弁当は、いつも「諦めの産物」みたいなものになってる。でもそれでいいんだと最近気づいた。無理して彩り豊かな三色弁当とか、インスタ映えするやつとか作らなくていい。水曜日は水曜日なりの、ちょうどいい塩梅があるんだよね。
私がよく作るのは「卵そぼろ丼」。ご飯の上に炒り卵を敷き詰めるだけ。卵三個をボウルに割って、砂糖小さじ一杯と塩ひとつまみ、醤油を数滴垂らして菜箸でぐるぐる混ぜる。フライパンに油をひいて中火で熱したら、卵液を流し込んで菜箸で素早くかき混ぜ続ける。ぽろぽろになってきたら火を止めて余熱で仕上げる。これを弁当箱のご飯に乗せて、冷凍のブロッコリーをレンジで温めて隅っこに突っ込んだら完成。所要時間七分。
ちなみに去年の夏、張り切って水曜日に豚の生姜焼きとか作ったことがあるんだけど、昼休みに食べようとしたら朝の疲れが出たのか味付けを完全に間違えてて、醤油の代わりにめんつゆを大量に入れてたらしく、妙に甘じょっぱい謎の物体になってた。隣の席の田中さんに「それ、新しいレシピ?」って聞かれて「ええ、まあ…」って誤魔化したけど。
水曜日って、そういう日なんだと思う。
もう一つよく作るのが「鮭フレークとわかめの混ぜご飯」。これはもはや料理と呼んでいいのか分からないレベルだけど、温かいご飯に市販の鮭フレークと乾燥わかめ(水で戻す)、白ごまを混ぜるだけ。余裕があれば大葉を刻んで入れると香りが立って美味しい。おかずは冷凍の唐揚げを三個くらいレンジで温めて詰める。彩りが寂しかったらミニトマトを転がしておく。これで終わり。
会社の給湯室でお弁当を温めてると、たまに「手作りなんですね、偉いですね」って言われることがある。でも私の中では、水曜日のお弁当は「偉い」とかそういう次元の話じゃない。むしろ「これ以上考えたくない」っていう思考停止の結果なんだよね。コンビニで選ぶ気力もない、でも外食するほどの時間もお金も使いたくない。そんな消去法の末に残った選択肢。
昼の十二時半、デスクでお弁当箱の蓋を開けると、オフィスの蛍光灯に照らされた卵そぼろがちょっとパサついて見える。でもこれが水曜日の味なんだと思いながら、パソコンの画面を見ながら口に運ぶ。
週末に友達と会ったとき、「お弁当作ってるんだ、すごいね」って言われて、つい「いや、水曜日のなんて見せられないよ」って笑った。「どんなの?」って聞かれたから「卵を炒めてご飯に乗せただけとか」って答えたら、「それ最高じゃん、私もやろうかな」って言われた。最高、か。そうかもしれない。
木曜日になると少し気持ちが上向いてくるから、お弁当ももう少しだけ頑張れる。金曜日は「今週も終わる!」っていうテンションで意外と凝ったものを作ったりする。でも水曜日は、水曜日のままでいい。
別に栄養バランスとか、見た目の美しさとか、そういうの全部放り投げて、ただ「昼に食べるもの」として成立してればそれでいいんじゃないかって最近思う。
卵そぼろ丼、明日も作ると思う。
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