
水曜日の朝、冷蔵庫を開けて固まった。
会社に持っていく弁当を作ろうと思ったんだけど、何も思いつかない。月曜日は気合い入れて彩りよく詰めた。火曜日はその余韻でなんとか乗り切った。でも水曜日って、週の折り返しとか言われてるけど、実際は「まだ折り返しかよ」っていう絶望の日なんだよね。テンション上がるわけがない。
そんなときに私が作るのが「のっけ弁」。ご飯の上に何か一品だけドーンと載せて終わり。彩りとか栄養バランスとか、そういうの全部無視。でもこれが意外と会社で食べるとき、妙な満足感があるんだ。
去年の夏、取引先の人と一緒にランチすることになって、私はいつもの「豚バラ肉の生姜焼きのっけ弁」を持ってった。相手は外で買ったサラダとサンドイッチのセット。なんかこう、温度差を感じたよね。でも食べ終わったあと「それ、うまそうでしたね」って言われて、ちょっと誇らしかった。弁当箱の蓋を開けたときのあの醤油と生姜の匂いが、オフィスの無機質な空気を一瞬だけ変えるんだよ。
作り方なんて簡単すぎて笑える。豚バラ肉を一口大に切って、フライパンで焼く。色が変わったらチューブの生姜と醤油、みりん、砂糖を適当に入れて絡める。以上。時間にして10分もかからない。前の晩に作っておけば朝は詰めるだけ。ご飯の上にキャベツの千切り(袋入りのやつでいい)を敷いて、その上に肉を載せる。完成。
ちなみに私、一時期「映えるお弁当」を作ろうとしてたことがある。
あれは確か3月だったかな。インスタで見た「デリ風弁当」に憧れて、小さいカップをいくつも買い込んで、ミニトマトとか枝豆とか、色とりどりのおかずを少しずつ詰めてた。朝5時起きで1時間かけて作って、写真撮って、満足してた。でも会社で食べるときに気づいたんだよね。「これ、全然お腹いっぱいにならない」って。見た目はかわいいけど、午後2時くらいにお腹が鳴り出して、結局コンビニでおにぎり買う羽目になった。あのときの虚しさったらなかった。
水曜日に必要なのは、見栄えじゃなくて「確実な満足感」だと思う。週の真ん中で疲れてるときに、蓋を開けて「あ、これ好きなやつだ」って思える弁当。それがのっけ弁の強みなんだよね。
バリエーションもいくつか持っておくといい。鶏もも肉を焼肉のタレで焼いた「焼肉チキン弁当」。鮭フレークとバターと醤油を混ぜた「鮭バター弁当」。卵を3個使って作る「ふわふわ親子丼風弁当」。どれもメインは一品だけ。副菜なんて、せいぜいゆで卵を半分に切って添えるくらい。
友達に「それって手抜きじゃない?」って言われたことがある。うん、手抜きだよ。でも手抜きって悪いことなのかな。毎日完璧な弁当を作り続けて疲弊するより、週の真ん中くらいは力を抜いて、それでもちゃんと食べられるものを用意する。それって十分だと思うんだけど。
のっけ弁を作るときのコツがあるとしたら、ご飯とおかずの間に何か挟むこと。レタスでもキャベツでも、海苔でもいい。これがあるとご飯にタレが染み込みすぎなくて、食べるときにちょうどいい感じになる。あと、おかずは少し濃いめの味付けにする。冷めても美味しく感じられるように。
最近は「水曜のっけ弁デー」って勝手に決めてる。月曜と火曜をなんとか乗り切って、木曜と金曜に向けて体力を温存するための、ちょっとした自分へのご褒美というか、サボりというか。
会社の給湯室で弁当を温めながら、同じように疲れた顔をした同僚たちを見てると、みんな水曜日を乗り切るための何かを持ってるんだろうなって思う。私の場合はそれが、ご飯の上にドーンと載った生姜焼きだった。それだけのこと…だけど。
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