
金曜日の朝、弁当箱を開けたまま冷蔵庫の前で固まってしまった。
会社に持っていく弁当を作らなきゃいけないのに、昨日の残りもないし、冷凍食品のストックも切れてる。でも金曜日だよ?明日は休みなんだよ?この状況で気合い入れて料理する意味ある?そんな葛藤が朝7時の台所で繰り広げられていた。冷蔵庫の中には卵が3個、ベーコンが2枚、あとはキャベツの切れ端とミニトマトが転がってるだけ。普段なら「これじゃ弁当にならない」って諦めてコンビニに走るところだけど、今月もう昼食代使いすぎてて財布が寒い。
そういえば前の職場にいた佐藤さん、毎週金曜日の弁当が明らかに手抜きだったな。月曜日はちゃんと彩りよく詰めてくるのに、金曜になると卵焼きとウインナーだけみたいな。でも誰も何も言わなかったし、本人も「明日休みだし許して」って笑ってた。
私が最終的にたどり着いた金曜日の弁当は「ベーコンエッグ丼」だった。ご飯の上にベーコンを適当に切って焼いたやつを乗せて、その上に半熟の目玉焼きをドーンと置く。キャベツは千切りにして横に添えるだけ。ミニトマトも洗って転がしておしまい。調理時間10分。味付けは塩コショウと醤油を小さい容器に入れて持っていく。会社で食べるときに醤油かけてぐちゃっと混ぜれば、それなりに美味しい。
朝の光が差し込むキッチンで、フライパンからジュージューって音がする。ベーコンの焼ける匂いって、どうしてこんなに食欲そそるんだろう。目玉焼きは弱火でじっくり焼くと白身がふわっとして黄身がとろとろになる。これだけは手抜きしない方がいい。というか、これさえちゃんとしてれば他が適当でも許される気がする。
弁当箱に詰めながら気づいたんだけど、金曜日の弁当って「頑張らない」ことが大事なのかもしれない。月曜日から木曜日まで頑張って作ってきた自分へのご褒美として、金曜は楽する。それでいいじゃんって思えるようになったのは、30過ぎてからかな。20代の頃は「ちゃんとしなきゃ」って思い込んでて、金曜日も無理して彩り弁当作ってた。で、夜には疲れ果ててた。
会社の給湯室で昼休みに弁当を温めてると、隣の席の田中くんが「それ美味しそうですね」って言ってきた。「これ?超手抜きだよ」って答えたら、「でも美味しそうじゃないですか。僕なんて金曜日はいつもカップ麺ですよ」だって。
もう一つ、金曜日におすすめなのが「納豆キムチ丼」。これは調理という工程すら存在しない。ご飯に納豆とキムチを乗せるだけ。でも意外とこれが美味しい。納豆は「マルヤマフーズ」の小粒がおすすめで、キムチは辛すぎないやつがいい。上に刻みネギと温泉卵を乗せれば、見た目も少しマシになる。朝の5分で完成する。温泉卵は前の日の夜に作っておくとさらに楽。熱湯に卵入れて火を止めて、そのまま12分放置するだけ。
金曜日の午後って、会議も少ないし、みんな気が緩んでる。弁当の中身だって同じで、緩んでていいと思う。完璧主義の呪縛から解放されるのが金曜日の弁当の役割かもしれない…って、ちょっと格好つけすぎか。
あと「TKG弁当」も悪くない。卵かけご飯を弁当にするって発想、最初は抵抗あったけど、やってみたら案外いける。ただし生卵じゃなくて、温泉卵か半熟の茹で卵を使う。ご飯の上に卵を乗せて、小分けにした醤油と一緒に持っていく。食べる直前に崩して混ぜる。海苔とか鰹節を添えれば、それなりの見た目になる。
結局のところ、金曜日の弁当作りで大切なのは「明日は休みだ」っていう魔法の言葉を唱えることかもしれない。この言葉があれば、卵焼き一本でも許せるし、おにぎり二個でも満足できる。週末への期待感が、どんな質素な弁当も美味しくしてくれる。
今日も私は冷蔵庫の残り物で適当な弁当を作って会社に行く。来週の月曜日になったら、また頑張ればいいんだし。
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