
水曜日の朝って、妙に時間の感覚がおかしくなる。
会社に行くのが週の三日目なのか四日目なのか、もう数えるのも面倒になってきて、でも金曜日にはまだ遠いっていう、あの微妙な気だるさ。そんな水曜日の朝にお弁当を作るとき、私はいつも冷蔵庫の前で少しだけ長く立ち止まってしまう。月曜日みたいに「今週も頑張ろう」っていう気合いはもうないし、金曜日の「あと一日!」っていうテンションにもまだ届かない。週の折り返し地点だからこそ、なんていうか、お弁当にも「ちょっとした変化球」を入れたくなるんだよね。
私が最近よく作るのは、鶏むね肉の梅しそチーズ巻き。作り方は本当に簡単で、鶏むね肉を観音開きにして塩コショウしたら、梅肉を薄く塗って大葉を二枚くらい敷く。その上にスライスチーズを一枚置いて、くるくる巻いてラップでキャンディみたいに包んで、レンジで四分くらい加熱するだけ。冷めたら斜めに切ると断面がきれいで、なんかちょっとだけ料理上手に見える…気がする。梅の酸味とチーズのまろやかさが意外と合うし、大葉の香りが口の中でふわっと広がる感じが、なんとなく水曜日っぽいなって思ってる。
あと副菜には、ピーマンとちくわのきんぴら風。ピーマンを細切りにして、ちくわも斜め切りにして、ごま油で炒めて醤油と砂糖とみりんで味付けするだけなんだけど、これが驚くほどご飯に合う。ピーマンの苦味がちくわの旨味で中和されて、子供の頃は絶対食べなかったであろう組み合わせなのに、今では週に一回は作ってる。炒めてる時のごま油の香りが朝のキッチンに広がると、「ああ、今日も一日が始まるんだな」って実感する。
そういえば前に、水曜日のお弁当に気合い入れすぎて失敗したことがある。三色丼みたいなやつを作ろうとして、鶏そぼろと卵そぼろと…あと一色何入れるんだっけ? ってなって、結局冷凍のほうれん草を解凍して乗せたら、お昼には水分が出てご飯がびちゃびちゃになってた。あれは本当に悲しかった。デスクで蓋を開けた瞬間の、あの「あ…」っていう気持ち、今でも思い出すと胃がキュッとなる。
水曜日のお弁当には、もう一品、卵焼きも欠かせない。私の卵焼きはいつも甘めで、砂糖を大さじ一杯くらい入れちゃう。白だしも少し入れると味に深みが出る。フライパンに油を引いて、卵液を三回くらいに分けて流し込んで、くるくる巻いていく。この作業、なんか瞑想みたいで好きなんだよね。朝の忙しい時間なのに、卵焼きを焼いてる数分間だけは妙に落ち着く。焼きたての卵焼きを箸でつまんで味見するのが、私の小さな楽しみ。
隙間おかずには、ミニトマトとブロッコリーを入れることが多い。ブロッコリーは前の晩に茹でておいて、朝は詰めるだけにしておく。ミニトマトはヘタを取って、キッチンペーパーで水気を拭いてから入れる。これをやらないとお弁当箱の中が水浸しになるって、何度失敗したら学習するんだろうって自分でも思うけど…まあ、たまに忘れる。
会社の給湯室で同僚の田中さんが「水曜日ってなんでこんなに長く感じるんだろうね」って言ってたのを思い出す。確かに。月曜日は「始まった」っていう緊張感があるし、火曜日は「まだ二日目」っていう余裕がある。木曜日になると「明日は金曜日」って光が見えてくる。でも水曜日は、週の真ん中で宙ぶらりんで、なんとも言えない中途半端さがある。だからこそ、お弁当くらいは「ちょっといつもと違う」ものを作りたくなるのかもしれない。
ご飯には、ゆかりを混ぜることもある。あのピンク色が、なんとなく気持ちを明るくしてくれる気がして。あとは白ごまをパラパラかけるだけでも、見た目がちょっと変わる。お弁当作りって、結局のところ「自分へのちょっとしたご褒美」なんだと思う。コンビニで買えば済む話なのに、わざわざ早起きして作るのは、きっと「自分で自分をケアしてる」っていう実感が欲しいからなんだろうな。
最近は「ベントウスタイル」っていう雑誌も買わなくなったし、インスタで映えるお弁当を目指すこともなくなった。ただ、水曜日の朝に冷蔵庫の前で立ち止まって、「今日は何を入れようかな」って考える時間が、なんだかんだ嫌いじゃない。週の折り返し地点だからこそ、お弁当箱の中に小さな変化を詰め込んで、午後からの仕事に向かう。
そんな感じで、今日も水曜日は過ぎていく。
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