週末の土曜日、友人と野外で過ごす時間は格別です。公園でピクニック、河原でバーベキュー、山でハイキングなど、外で過ごす時間をより楽しくするのが、手作りのおべんとうです。コンビニで買うのも便利ですが、自分で作ったおべんとうを持参すれば、友人との会話も弾み、思い出に残る一日になるでしょう。
野外で食べるおべんとうには、いくつかのポイントがあります。まず、傷みにくい食材を選ぶこと。土曜日の朝に作って昼に食べるとしても、野外では気温が高くなることもあります。次に、食べやすさです。お箸がなくても手でつまめるもの、こぼれにくいものが理想的です。そして何より、冷めても美味しいこと。これが野外おべんとうの最大のポイントです。
友人と遊びに行く土曜日におすすめなのが、彩り豊かなおにぎりおべんとうです。白いご飯だけでなく、さまざまな具材を混ぜ込んだおにぎりを数種類用意すれば、見た目も華やかで会話のきっかけにもなります。鮭フレークを混ぜた桜色のおにぎり、青のりを混ぜた緑のおにぎり、ゆかりを混ぜた紫のおにぎりなど、色とりどりのおにぎりを作りましょう。作り方は簡単です。温かいご飯に好みの具材を混ぜ、塩を少々振って握るだけ。ラップを使えば手も汚れません。一口サイズにすると食べやすく、友人とシェアするのにも最適です。
もう一品、野外おべんとうの定番として欠かせないのが唐揚げです。前日の夜に下味をつけておけば、土曜日の朝は揚げるだけ。鶏もも肉を一口大に切り、醤油、酒、すりおろし生姜、すりおろしニンニクに30分以上漬け込みます。翌朝、片栗粉をまぶして170度の油でカラリと揚げれば完成です。唐揚げは冷めても美味しく、手でつまんで食べられるので野外にぴったり。レモンを別で持参すれば、さっぱりといただけます。
野菜不足が気になる方には、カラフルな野菜のピンチョスがおすすめです。ミニトマト、きゅうり、チーズ、ウインナーなどを一口大に切り、爪楊枝やピックに刺すだけ。見た目も可愛らしく、友人と遊びながらつまむのに最適です。前日に準備しておけば、土曜日の朝は詰めるだけで済みます。オリーブオイルと塩胡椒で軽くマリネしておくと、より美味しくなります。
卵焼きも野外おべんとうの人気者です。基本の卵焼きに、ほうれん草やチーズ、明太子などを加えてアレンジすれば、バリエーションが広がります。作り方は、卵3個に砂糖大さじ1、醤油小さじ1、だし汁大さじ2を混ぜ、卵焼き器で巻きながら焼くだけ。冷めても美味しく、切り分けやすいので、友人とシェアするのにも向いています。
土曜日の野外遊びでは、デザートも忘れずに。フルーツを一口大に切って容器に詰めるだけで、立派なデザートになります。イチゴ、ブドウ、オレンジ、キウイなど、季節のフルーツを選びましょう。前日の夜にカットして冷蔵庫で保管しておけば、土曜日の朝は詰めるだけです。保冷剤と一緒にクーラーバッグに入れれば、ひんやり美味しいデザートが楽しめます。
おべんとう作りで大切なのは、無理をしないことです。全てを手作りする必要はありません。市販の冷凍食品や惣菜を上手に活用しながら、一品だけでも手作りすれば、それだけで特別感が出ます。友人と遊びに行く土曜日の朝は、準備で慌ただしくなりがちです。前日にできることは前日に済ませ、当日の朝は最小限の作業で済むように工夫しましょう。
野外でおべんとうを食べるときは、衛生面にも気を配りましょう。保冷剤を多めに入れる、直射日光を避ける、早めに食べるなど、基本的なことを守れば安心です。また、ウェットティッシュや除菌スプレー、ゴミ袋なども忘れずに持参しましょう。
友人と過ごす土曜日の野外遊びは、おべんとうがあるとより楽しくなります。青空の下、自然に囲まれながら食べる手作りのおべんとうは、どんな高級レストランにも負けない美味しさです。簡単に作れるレシピばかりなので、料理初心者でも大丈夫。次の土曜日は、手作りおべんとうを持って、友人と野外へ出かけてみませんか。きっと素敵な思い出になるはずです。おべんとう作りを通じて、友人との絆も深まることでしょう。
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